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シンガーソングライターおかありなちゃんのブログ

おかありな倉内太の関西ツアー

私が音楽活動を始めて4年が経ちました。 あっという間だった。 幼稚園の頃から歌手になりたくて、ずっとその夢だけを希望に大きくなって。 生まれてから20歳になるまで住んでいた三重県は、田舎で近所にライブハウスもなくて。 音楽活動がしたいけどどうしたらいいんだろうって思ったときに、溝口さんという方に出会って。 その方は、音楽事務所を設立したいって言っていた大学生だった。 どうしたらいいのかわからないときに、たまたまインターネットでその方のHPを見つけて、気が付いたら私の音楽に対する気持ちをすごい熱量でその方に送っていました。 そこから溝口さんは、まだ音楽活動もしたこともなければ人前で披露できるようなオリジナル曲すらない私を大阪のいろいろなライブハウスに私を売り込んでくれて、生まれて初めて出演が決まったライブハウスが「難波メレ」でした。

田舎者で音楽の知識もないライブの仕方もわからない私に、溝口さんと難波メレは何から何まで教えてくれて、1年半後、溝口さんと難波メレが協力して私のアルバム「砂糖を舐めて醒める夢」を全国リリースしてくれました。

その直後に私は大阪で一人暮らしを始めて、2年間大阪に住んで、去年の誕生日9月4日に難波メレで上京記念ワンマンライブを開催して、上京しました。 それから1年間東京で音楽をして、一昨日9月4日、私の音楽の神様である倉内太さんと凱旋ツーマンライブを開催しました。(withアイアムアイ)

私の大阪での3年半は、すごく恵まれていたと思うけど、個人的に夢ばかり19年も見ていたイメージの音楽とはかけ離れた世界で、頑張らないと報われないけど、頑張れば報われるわけでもなくて、かわいければ割と力のある大人と付き合えて、付き合ったらいろんないろんな面で優遇されたりとか。 なんなんだよ、それ。って思うことも沢山あった。 私はかわいくもなければ美人でもなくて、どこにでもいる普通の女で、ただ普通の女よりは頭がおかしいくらい音楽を愛しているような女。 でもそれだけじゃ、あの娘のようにはなれなかった。 どんなに身を削っていい曲を書いても、結局それはただの「1曲」にしか過ぎなかった。 認めてもらえなかった。勝てなかった。ひいきには、どんなにいい音楽で勝負をしても無理だった。 悔しくて腹も立って、ズタズタになって、音楽に希望を見いだせなくなりそうになったとき、倉内太さんの音楽とぶつかった。 その音楽は、哀しいのに楽しくて汚いのに美しくて、とにかく愛に溢れていた。 私は視野が狭かった。それに気づいた。 世の中には、まだまだ私が希望に満ち溢れながら音楽に没頭できる場所があるんじゃないかって気づいた。 その希望が、「東京」だった。 私はすぐに上京を決めた。 「来年の誕生日9月4日に上京記念ワンマンライブをします」って、難波メレに伝えた。 2014年の夏のある日の出来事です。

私があの時、倉内さんの音楽にぶつかっていなければ、たぶん音楽をやめて死んでた。 音楽だけが物心ついた時から希望だったから。 それがなくなったら死ぬしかないとは今も思っている。 だから私にとって倉内さんは神様。

倉内さんに初めて会ったとき、この話をしたら倉内さんは嫌がらずに受け止めてくれて、私が「上京したら倉内さんと対バンするのが夢です」って伝えたら、「対バンじゃなくて、ツーマンしようよ」っておっしゃってくれて、それが今回の関西ツアーでした。

関西ツアーが水面下で決まって、段取りをしていたのが去年の10月あたり。 その時に倉内さんが「じゃあ、9月4日まではお互いに何があっても死ねないね」って言ってくれて、だから上京してから何があっても今日までは意地でも死にたくなかった。 無事に関西ツアーを駆け抜けることができて、本当にうれしい。

それに、去年の上京記念ワンマンライブも今回の関西ツアーも、ステージに立ってようやく、私の音楽を愛して信じてくれている人たちの数の多さに感動して、またそうやって音楽は私のことを生かしてくれて、私の音楽を聴いてくれる人たちが私を生かしてくれていることに伝えきれないくらいの感謝と幸せな気持ちで溢れかえって埋もれていくのです。

今回のツアーでも本当に沢山の愛を感じて、生きていてよかったなぁって思ったし、私を救ってくれた倉内さんと大好きで大切な場所「難波メレ」で誕生日に凱旋ライブができたこと、本当に一生忘れられないツアーになったし、今はずっと愛で溢れていてあたたかい幸せな気持ちです。

そして、転換アクトとして出演して、お客さん全員を楽しい気持ちにして笑顔にしてくれたアイアムアイの2人。 私の最近の音楽がまるくハッピーなものになったのは、この2人のおかげだと思う。 私の東京での毎日が楽しいのは、普段から仲良くしてくれていつも笑顔にしてくれる2人がいたから。

あと、2日間、大阪と京都。 会場に足を運んでくれて、愛を感じさせてくれた皆さま。 本当にありがとうございました。

私、東京に帰る。 東京でまた明日から、このツアーで感じたものを音楽にして、もっと頑張ります。 ほんとうにありがとうございました。

おかありな